【裏切りと快楽の駆け引き!『反逆の勇者〜スキルを使って腹黒王女のココロとカラダを掌握せよ〜』――悪人だらけの異世界で繰り広げられる究極の腹黒ファンタジー】

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【裏切りと快楽の駆け引き!『反逆の勇者〜スキルを使って腹黒王女のココロとカラダを掌握せよ〜』――悪人だらけの異世界で繰り広げられる究極の腹黒ファンタジー】

「せいぜいワタクシの手のひらの上で踊っていただきますわ」
豪奢な王城の玉座に腰掛け、冷ややかに微笑む王女アリシア。その姿を前に、異世界に勇者として召喚された篠原シンタは一瞬言葉を失った。しかし、彼の耳に届いたのは甘い誘いの裏に隠された冷酷な計画。王女こそが、自分をこの世界に呼び出しながら暗殺を企てる張本人だった――。

『反逆の勇者〜スキルを使って腹黒王女のココロとカラダを掌握せよ〜』は、そらモチ原作、川崎悠脚本、橘由宇&墨天業によるコミカライズ作品。ラブコメ、バトル、ギャグ、異世界要素が一つに溶け合った、まさに“ダーク系ラブコメファンタジー”の新境地だ。

物語は、突然勇者として召喚された青年・篠原シンタが、周囲の“善人”に見える人々が実は勇者を嫌悪し、陰で暗殺を企てているという絶望的な状況から始まる。通常なら絶望して終わる展開だが、ここからがこの物語の面白さ。勇者として与えられたスキルによって相手の本心や企みを暴く力を手に入れたシンタは、召喚主にして最大の敵である王女アリシアを逆に“篭絡”しようと決意する。

その手段は決して王道ではない。人がもっとも無防備になる「眠り」に付け入り、王女の身体と心を支配することで暗殺計画を覆し、彼女を味方に引き入れようとするのだ。まさに「反逆」の名にふさわしい戦略。王女の美しさと狡猾さ、そしてシンタの冷徹な決意が交差する緊張感は、一瞬たりとも目を離せない。

電子限定版には特典おまけも収録されており、本編の刺激的な展開に加えて、キャラクターの裏側やユーモアのあるやり取りまで楽しめる。WEBコミック誌「コミックライド」で2023年7月号から2024年1月号まで連載されていた全6話を収録しており、単話版を読んでいた人にも改めて手元に置いておきたい一冊になっている。

第2巻では、王女アリシアへの調教がさらに進む一方で、シンタ自身もまた王国中の悪意と戦わざるを得ない状況に追い込まれる。表では笑顔を浮かべ、裏では互いに相手を欺く“仮面舞踏会”のような駆け引き。王女と勇者、二人の関係は敵か味方か、それとももっと複雑なものなのか――読者はページをめくるごとに息を呑むことになる。

こうした過激でスリリングな展開が、この作品を単なる異世界ラブコメから「悪人だらけの異世界での生存戦略物語」へと押し上げている。シンタの反逆は、読者に「もし自分だったらどう生き残るか」という問いを突きつける。

もちろん、無料で作品の入り口を体験できるのも嬉しいポイント。

  • コミックシーモア(公式サイト: www.cmoa.jp )では第1巻の試し読みが公開されており、キャンペーンによっては数話分が増量されることもある。
  • BookLive!(公式サイト: booklive.jp )でも配信され、冒頭部分をブラウザで立ち読みできる。
  • めちゃコミック(公式サイト: sp.comics.mecha.cc )ではスマホに特化したレイアウトで楽しめる。
  • また、コミックライドの公式配信元であるマイクロマガジン社(公式サイト: micromagazine.co.jp )からも最新刊情報や特典の詳細が確認可能だ。

レビュー評価は3.2と賛否両論だが、それこそが本作の特徴。万人受けする綺麗な物語ではなく、「裏切り」「反逆」「駆け引き」「支配」というダークなテーマをあえて正面から描いているからだ。好きな人は強烈にハマり、ダメな人には徹底的に合わない。だからこそ“尖った異世界作品”として一読の価値がある。

篠原シンタの声が、玉座の間に再び響く。
「お前のカラダに、反逆を教え込んでやるよ」
そして王女アリシアの唇がかすかに笑む。
「……ふふ、どちらが掌握するか、楽しみにしていますわ」

偽りの笑顔、暴かれる心、駆け引きと欲望。
『反逆の勇者〜スキルを使って腹黒王女のココロとカラダを掌握せよ〜』は、あなたに“危険な快楽”の読書体験を与えてくれる。

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